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ニッポン発 おいしいもの探訪

埼玉県

ニッポン発
おいしいもの探訪【埼玉県】

日本のおいしいものを紹介する旅。
今回は埼玉県から。
その町から生まれたおいしいものが、
地元で愛される味になるまでを紹介します。

2026.07.24

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炭火焼肉

厳選された和牛ならではのうまみと甘みを味わう

カルビやロースが味わえる「黒毛和牛大皿盛り合わせ」(2~3名分・7,348円)。しょうゆベースの自家製タレやピリ辛の自家製みそダレで。

 埼玉県の東西を結ぶ国道沿いに立つ「からくに屋 狭山ヶ丘店」。エントランスを入ると、壁に水が流れる演出が趣を添え、ゆとりある待合スペースも用意されている。「お客様のハレの日に寄り添える店でありたい」と語るのは、営業企画部次長の小野目一大(おのめかずひろ)氏。店内には落ち着きある空間が広がり、上質な肉をゆったりと味わえる居心地のよさが地元客からの厚い支持を集めているという。

 提供されるのは、全国から選び抜かれた黒毛和牛や国産牛。「かいのみ」や「ともさんかく」といった稀少部位に加え、大とろタンやタンロド(タン下)など、一般の焼肉店ではなかなか味わえない国産牛タンも揃う。さらに「冷麺」や「コムタンスープ」など、焼肉を味わった後の締めの一品が充実しているのもうれしい。
 黒毛和牛や稀少部位にこだわりながらも、良心的な価格帯を守り続けているのも同店の魅力だ。「和牛の魅力を思う存分に味わっていただきたいという想いからです」と小野目氏。炭火で焼きあげるカルビやかいのみは、軟らかな口当たりとともにうまみがふわりと広がり、余韻までも豊か。特別な日に訪れたい一軒だ。

「黒毛和牛上カルビ&石焼ビビンバランチ」(3,278円・サラダ、スープ、小鉢2種付)。

からくに屋 狭山ヶ丘店

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TEL 04-2929-6629
埼玉県所沢市東狭山ヶ丘4-2710-1
圏央道入間ICから車で約20分
西武池袋線狭山ヶ丘駅から徒歩約15分
11:00AM~10:00PM(L.O.)(ランチ~3:00PM)
無休

周辺情報

西武池袋線の狭山ヶ丘駅から徒歩約10~20分のエリアには、公園や寺社が点在し、気軽に散策が楽しめる。少し足を延ばして車で約15分の場所には、所沢を代表する景勝地、狭山湖が広がる。湖面に映る木々や、天候に恵まれれば富士山の姿も眺められる。

うどんと丼物

埼玉県民が愛するソウルフード

手前右から時計回りに、定番の「たぬきうどん」(390円)、名物の「かき揚げ丼」(630円)、昭和50年代から提供する「パンチ(もつ煮込み)」(200グラム・560円)。

 1935(昭和10)年、所沢市日吉町に創業した「山田うどん」。かつて一帯に小麦畑が広がっていたことから、地粉でうどんを打ち販売したのが始まりだ。1965(昭和40)年には同市金山町に初の飲食店を構え、所沢を拠点に地域に根差した歩みを重ねてきた。
 「日常の料理を丁寧に届けることが私たちの変わらぬモットーです」と語るのは、広報部長の江橋丈広氏。現在、うどんは北海道産小麦を用い、自社工場で製麺する“ゆでうどん”。軟らかな食感とやさしい口当たりが特徴だ。さらに1965年から長年にわたり、所沢市や入間市を中心とした西部地域の学校給食にもうどんが提供され、世代を超えて親しまれてきた。

 アオサと干しエビの風味豊かな揚げ玉を添えた「たぬきうどん」は、うどんとかつおだしの利いたつゆの相性がよく、どこか懐かしい味わい。つゆで煮込んだかき揚げを卵でとじた「かき揚げ丼」も心を和ませるひと品だ。「特別ではない日々の味を大切に、これからもお客様がほっとできる場所であり続けたい」と、江橋氏は思い描く店の姿を話してくれた。

山田うどん食堂 本店

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埼玉県所沢市上安松1032
関越自動車道所沢ICから車で約15分
西武池袋線・西武新宿線所沢駅から車で約5分
6:00AM~10:00PM
無休

https://www2.yamada-udon.co.jp/

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お取り寄せはこちらから

「パンチ(もつ煮込み)」(1袋500グラム入り・1,000円)や「かかし餃子」(36個入り・800円)、「かき揚げ丼の素」(600円)など、多彩な人気メニューを購入できる。

https://shop.yamada-udon.co.jp

周辺情報

1911(明治44)年、日本初の公式飛行場が所沢に開設され、その跡地の一部が現在の所沢航空記念公園になっている。園内には戦後初の国産旅客機「YS-11」や輸送機「C-46」の実機が展示され、航空技術の発展に尽力したフォール大佐の像も見学できる。

寿司

旬のネタとシャリが織りなす握りを堪能

セットメニューのひとつ「すし(満足)」(4,900円・サラダ、お椀、デザート付)。15貫の握りは季節のネタに加え、マグロの赤身、中トロ、大トロが定番。「寿司とワインの相性をお試しください」と安藤氏。

 オフィスや商業施設が立ち並ぶ大宮駅西口近くの一角に、暖簾(のれん)を掲げる「鮨政 西口店」。大宮で3店舗を展開し、同店は創業20余年になる一軒だ。店内は1階にカウンター、2・3階には落ち着いた個室を備え、用途やシーンに応じて使い分けられる。昼時には1日で200人ほどが訪れることもあるという。

 「その日仕入れた旬のネタを、最もおいしい状態でお出しすることを大切にしています」と語るのは、寿司店や割烹などで経験を重ねた店長の安藤大輔氏。ネタの鮮度にこだわった握りは単品に加え、セットも用意し、季節の味覚をふんだんに盛り込む。茨城県産と福島県産のコシヒカリをブレンドしたシャリは、特製の寿司酢と調和し、ほどよい粘りと軽やかな歯切れを生む。大ぶりのネタとのバランスもよく、自然と箸が進む。
 「お客様の笑顔にふれられる瞬間が何よりの喜びです。やりがいにも繋がりますよ」と安藤氏。カウンター越しに眺める小気味よい所作も、食事のひとときを豊かに彩る。旬の食材と職人の技が響き合う一貫を堪能したい。

おすすめの一品料理「銀だらの西京焼」(1,400円)

鮨政 西口店

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TEL 048-643-8080
埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-5-19 鮨政ビル1階
高速埼玉新都心線新都心西ICから車で約5分
JR新幹線および京浜東北線・宇都宮線・高崎線・埼京線・川越線・湘南新宿ライン、東武野田線、埼玉新都市交通伊奈線大宮駅から徒歩約5分
11:00AM~9:30PM(L.O.)(日・祝~9:00PM(L.O.)。ランチ~2:30PM(L.O.))
無休

周辺情報

大宮駅から東武アーバンパークラインで2駅、大宮公園駅北側一帯に広がる大宮盆栽村。国内有数の盆栽の郷として知られ、盆栽園では四季折々に移ろう樹影を観賞できる。盆栽の名品や歴史資料などを展示する美術館もあり、その奥深い世界にふれられる。

取材・文・写真/粟屋千春
●取材時期:2026年1月下旬 ※価格は消費税込。 L.O.=ラストオーダー
※価格など掲載内容は施設や店舗の諸事情により変更となる場合があります。

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