港町・小樽、その隣の赤井川村・キロロで、季節を感じる美景をたっぷりと味わう旅へ。小樽では桜の名所を巡りながら美食を楽しみ、キロロでは話題のリゾートホテルでいやしのひと時を過ごす。北国の春を探しに出かけよう。
2025.3.25
小樽
春風駘蕩、街歩き。桜の名所を巡り、小樽の美景を味わう
春の小樽の旅は、桜の名所巡りから始めてみたい。
小樽で桜が見ごろを迎えるのは、例年5月上旬から中旬。まずは定番の天狗山を訪ねた。「小樽天狗山ロープウエイ・スキー場」のゴンドラに乗って約5分、標高約532.5メートルの山頂に立つ一本桜が、通称「天狗桜」。展望台からは石狩湾をはじめ、晴れた日には積丹(しゃこたん)半島まで見渡せる。
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天狗山頂上の「天狗桜」は、明治時代に植樹されたエゾヤマザクラ。ライトアップされる夜景もいいが、日没にかけてのマジックアワーもおすすめ。
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山頂まではゴンドラで。複数の展望スポットがある。
もう1ヵ所は街なかの神社「水天宮」がいいだろう。境内をソメイヨシノやヤエザクラが取り囲み、港町の眺めと相まって趣深い。

さて今回の宿は、小樽好きのリピーターから絶大な支持を集める「オーセントホテル小樽」。

最上階にあるレストラン「カサブランカ」は、近海の海の幸をはじめ、余市やニセコなどの産地から新鮮な野菜を直接仕入れている“北海道フレンチ”の名店だ。
「小樽は食材の宝庫。私たち料理人は地元の漁師さんや農家さんを足繁く訪ねて、その魅力を教えていただいています」と話すのは、総料理長の菅原 裕氏。食材の底力を存分に引き出したコース料理を眺望とともに堪能したい。
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小樽の街並みが一望できるレストラン。
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「北海道産ウニとホタテを使ったクスクスのサラダ」(春のコースのメニュー例)。ランチとディナーに対応した「EZOコース」(1名・7,000円)と、「北海道コース」(1名・9,000円)、「プレミアコース」(1名・12,000円)の3コース(前日までに要予約)のほか、ブッフェランチも。
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総料理長の菅原氏。
そして、2階にあるメインバー「キャプテンズバー」にも注目を。港町の小樽らしく、まるで豪華客船のような上品な内装のバーは、カクテルコンペティションで数々の受賞歴を誇り、日本ホテルバーメンズ協会の会長も務める野田浩史氏のホームグラウンドでもある。
個室やフロア席もいいが、ここはひとつ、カウンター席に腰を落ち着けたい。小樽を愛する野田氏のスペシャリテを味わいつつ、これからの旅のスケジュールを立ててみるのも、大人の旅の楽しみ方のひとつだろう。
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1998年のホテル開業時に「いつまでも絶えることなく、お客様から愛されるホテルを目指して」との願いを込めて作られたシグネチャーカクテル「オーセントラヴ」。
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チーフバーテンダーの野田氏。多くのアワード受賞歴を誇るほか、道産食材を使ったカクテルの普及やホテル業界の後進の指導にも力を入れている。
小樽天狗山ロープウエイ・スキー場

TEL 0134-33-7381
北海道小樽市最上2-16-15
ロープウエイ運行時間9:00AM~9:00PM(下り最終)
ロープウエイ往復 大人1,600円(冬季 1,800円) ※冬季は3/23まで
水天宮

TEL 0134-22-3495
北海道小樽市相生町3-1
見学自由
オーセントホテル小樽

TEL 0134-27-8100(代表)
北海道小樽市稲穂2-15-1
おひとり様1泊朝食付スタンダードツイン18,400円~(サービス料込)

レストラン カサブランカ
TEL 0134-27-8117(直通)
ランチ 11:30AM~2:00PM(L.O.)、ディナー 5:30PM~7:30PM(L.O.)
無休
ランチ 1,900円~、ディナー 7,000円~(サービス料込) ※前日3:00PMまでに要予約

キロロ
雪解けのキロロでぜいたくな時を
小樽市街から車で約40分。余市郡赤井川村のキロロは、四季を通して北海道の大自然を満喫できるリゾートとして注目されているエリアだ。
キロロでは、マウンテンリゾートホテル「クラブメッド・キロログランド」と「クラブメッド・キロロ ピーク」が2022年と2023年のウインターシーズンに相次いでオープン。圧巻の雪質と朝里岳と長峰岳というふたつの山に広がるダイナミックなコース設定、そしてオールインクルーシブで滞在できる本格派のスノーリゾートとして好評を博している。
ウインターシーズンの営業は、クラブメッド・キロロ グランドが5月4日まで、クラブメッド・キロロ ピークは4月20日までを予定。そして6月27日から、クラブメッド・キロロ グランドでサマーシーズンの営業がスタートする。
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赤井川村の雄大な自然を舞台に、夏ならではのアクティビティーを満喫したい。
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大人2名と子ども2名まで宿泊できる「ファミリースーペリアルーム」。このほかに「スイート」と「デラックスルーム」の客室カテゴリーも用意。
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マウンテンリゾートらしいスケール感のエントランス。
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朝里岳山頂までの空中散歩が楽しめる「キロロゴンドラ」。夏季営業の日時は要確認。
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2階にある「Yoichi」は広々としたメインレストラン。多国籍料理をビュッフェ形式で味わえる。
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和食から中華、イタリアン、アジア料理まで、長期滞在でも飽きのこないメニュー構成が特徴(写真はイメージ)。
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メインビュッフェでは世界各国・地域のシェフが趣向を凝らした料理を提供。ホテル専属ベイカーが焼きあげたパンも人気だ。
1950年にヨーロッパで誕生した「クラブメッド」は、旅行代金に、宿泊費のほか、食事やアルコールを含むドリンク類、軽食、さまざまなアクティビティーやイベントなど、施設内サービスの利用料金をほぼすべて含むオールインクルーシブ方式を採用したパイオニア。クラブメッド・キロロ グランドでは、世界の料理が味わえるレストランをはじめ、温泉やサウナ、温水プールにヨガルーム、エンターテインメントショーが楽しめるシアター併設のバーなどが追加料金不要で利用できる。
また、キロロの森をガイド付で散策するファミリー向けのプログラム「ネイチャークエスト」をはじめ、ゴルフのミニレッスンやテニス、マウンテンボードなどのスポーツも充実。さらにはホテルと小樽市内を結ぶ無料観光シャトルバスを運行するなど、サマーシーズンの北海道を楽しみ尽くすメニューが揃っている。
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広さ77㎡の「ジュニアファミリースイート」の定員は5名。ほかに「スーペリア」と「デラックス」の客室カテゴリーがあり、落ち着いたデザインで統一されている。
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冬季のみの営業で、12歳以上に利用を限定した大人のバカンスリゾート。
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温泉の露天風呂は「クラブメッド・キロロ グランド」に併設された施設を利用可。
クラブメッド・キロロ グランド

TEL 0135-35-3131
北海道余市郡赤井川村常盤128-1
おひとり様1泊オールインクルーシブ料金 冬季40,150円~、夏季22,150円~(サービス料込・宿泊税込)
営業期間 冬季 ~5/4
営業期間 夏季 6/27~9/14
クラブメッド・キロロ ピーク

TEL 0135-35-3131
北海道余市郡赤井川村常盤650
おひとり様1泊オールインクルーシブ料金 44,150円~(サービス料込・宿泊税込)
営業期間(冬季のみ)~4/20
取材・文/能登亨樹 写真/亀畑清隆
※価格は消費税込。 ※L.O.=ラストオーダー
●取材時期:2024年10月上旬 ※掲載内容は時期や天候、施設の諸事情により変更となる場合があります。