2024年、ロサンゼルス・ドジャースがワールドチャンピオンに輝いて、チームに所属する大谷翔平選手を描いた壁画が登場するなど、よく耳にする街となったロサンゼルス。スポーツの熱気に満ち、街全体がミュージアムのようなこの大都会で、多彩な文化とエンターテインメントを体験する旅に出かけよう。
2025.2.25
本特集は2024年11月時点の情報です。
この度の被災からの、一日も早い復興をお祈り申しあげます。
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スポーツの熱気にあふれる街へ
2024年、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の活躍を反映するように、ロサンゼルス(以下、LA)とその周辺にいくつもの大谷選手の壁画が登場した。そのなかでも、いちばん巨大なものが「都ホテル・ロサンゼルス」に描かれた壁画だ。この壁画は、LA在住のアーティストのロバート・バルガス氏が、2024年のドジャースの本拠地での開幕戦に合わせて、短期間で描きあげたもので、高さ約45m、幅約18m。ホテル内やホテル周辺に設置された二次元コードをスマホなどでスキャンし、壁画に向けると大谷選手が動く。その斬新さからいまや、ロサンゼルスで有名な観光スポットだ。さらに都ホテルはドジャース・スタジアムにも近く、スタッフは日本語も通じるため、日本からの旅行者に人気がある。
大人気のドジャースグッズを手に入れるなら、ハリウッド観光の中心地にあるショッピングモール、オベーション・ハリウッドの「ドジャース・クラブハウス」へ。店内には、帽子やユニフォームなどドジャースグッズがズラリと並ぶ。
この店舗のユニークなところは、ユニフォームや帽子のカスタムサービスを提供していること。選手の名前や背番号はもちろん、自分の名前や、イラストなどをグッズに刺繡してもらえる。マネージャーのビクトリア氏によると、刺繡は日本語でも入れられるそう。人気の刺繡は、ドジャースキャップに愛犬のデコピンのイラストと大谷選手のサインだという。
LA周辺には、ドジャースのほか、アナハイムにはエンジェルスもある。また、バスケットボールのレイカーズでは、八村 塁選手が活躍中。いまこそ、現地でスポーツの白熱ぶりにふれたい。
都ホテル・ロサンゼルス
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建物のすぐ近くから撮影。自分も一緒に写真に収まりたい場合は、道路を反対側に渡ったところから撮影するとよい。
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ホテル近くの歩道に描かれた二次元コード。コードは、ホテルのロビーやホテルの外側の壁など、数ヵ所にある。
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広々としたスペースのある「プレミアム・エグゼクティブ・ルーム」。ホテルには日本語が話せるスタッフが常駐。
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映画スタジオが多いエリアにある。1800 W Olive Ave., Burbank, CA 91506
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スタジアムから車で約5分。1647 Blake Ave., Los Angeles, CA 90031。
ドジャース・クラブハウス
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ユニフォーム(175 USドル)とTシャツ(40 USドル)の種類が豊富。
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ファッションとドジャースが大好きなマネージャーのビクトリア氏は、日本からの旅行者が多いため日本語を勉強中。2024年、大谷選手のグッズは、毎回入荷後すぐに売り切れていたそう。
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デコピンと大谷選手のサインの刺繡入りキャップ(65.99 USドル)は人気のため、既製品をつねに店頭に置いている。混み具合にもよるが、刺繡の待ち時間は10~20分程度。
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ショッピングモールにある「ドジャース・クラブハウス」。ハリウッド以外にも店舗がある。
都ホテル・ロサンゼルス Miyako Hotel Los Angeles
TEL 213-617-2000
328 E. First St., Los Angeles, CA 90012
ドジャース・クラブハウス Dodgers Clubhouse
TEL 323-465-5405
6801 Hollywood Blvd., Los Angeles, CA 90028
10:00AM~8:00PM(金・土 ~9:00PM)
感謝祭&クリスマス休
LAの風を感じながらアートを楽しむ
カリフォルニアらしい空気を感じながらアートを楽しみたいなら「J.ポール・ゲッティ・ミュージアム」がおすすめだ。海の近くの丘の上にある、実業家であり美術収集家のポール・ゲッティ氏が集めた美術品を展示するために造られた美術館で、現在は、彼のコレクション以外の作品も含め10万点以上が所蔵されている。
自然光を最大限に取り入れるように造られたモダンなデザインの白い建物は、窓の外の風景も含めて、施設そのものがまさにアート。展示されている作品は、ヨーロッパの絵画や彫刻、装飾品、写真など、古代から現代に至るまで幅広い。南館2階には、レンブラントやゴッホ、モネら17〜19世紀に活躍したヨーロッパの有名アーティストの作品が1ヵ所に集められている部屋がある。作品は、ガラスケースには入れられておらず、じっくり観察できるため筆の跡まではっきりと見ることができ、当時の空気感がそのまま伝わってくる。
施設の西側にある、セントラルガーデンも、ゲッティ・ミュージアムの魅力のひとつ。「自然がつくり出す彫刻」がテーマの庭園で、500種類以上の植物が植えられている。色とりどりの花が楽しめるガーデンは、いつ訪れても息をのむほど美しい。
コンテンポラリーなアートを楽しみたいならダウンタウンにある「ザ・ブロード」がおすすめだ。アート収集家であるエリ・ブロード夫妻が設立したミュージアムで、2000点以上のコレクションがあり、展示物は定期的に入れ替えられている。館内にある草間彌生氏の「無限の鏡の部屋」のみ要予約だ。
J.ポール・ゲッティ・ミュージアム
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南館テラスからの風景。気持ちのよい青空の下、サボテンガーデンの向こうには、遠くにダウンタウンのビル群が見える。
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セントラルガーデン内の花の迷路には、約400本のツツジが植えられている。
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フランス王ルイ16世がライブラリーに飾っていた花瓶。
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南館にあるゲッティ氏本人が購入した中世ヨーロッパの装飾品や彫刻のセクション。
ザ・ブロード
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2階にあるアメリカの現代美術家、ジェフ・クーンズの代表的な作品のひとつ。ブルーのステンレススチール製「バルーンうさぎ」。(Photos by Ryan Miller)
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白い蜂の巣のようなデザインは、自然光を柔らかく届けることができる。(Photo by Benny Chan, courtesy of The Broad and Diller Scofidio+Renfro)
J.ポール・ゲッティ・ミュージアム J. Paul Getty Museum
TEL 310-440-7300
1200 Getty Center Dr., Los Angeles, CA 90049
10:00AM~5:30PM (土 ~8:00PM)
月曜、感謝祭&クリスマス、1/1、独立記念日休
入場無料
ザ・ブロード The Broad
TEL 213-232-6200
221 S. Grand Ave., Los Angeles, CA 90012
11:00AM~5:00PM(木 ~8:00PM、土・日 10:00AM~6:30PM)
月曜、感謝祭&クリスマス休
入場無料
文/芦刈いづみ 写真/Tak S.Itomi
●取材時期:2024年11月中旬
※掲載内容は時期や天候、施設の諸事情により変更となる場合があります。