北海道近海の素材を厳選
地元でも愛される店
カニ尽くし

毛ガニ、北海松葉ガニ(ズワイガニのオス)、タラバガニの北の三大ガニを味わうなら、札幌市中央区の繁華街にある「かにと道産料理 雪華亭」がおすすめだ。
1989年の創業以来、北海道近海からの仕入れにこだわり、漁模様に合わせて産地を変えながら、その時季の最良の素材を厳選。「雪舞うごとく、カニの華咲く」という描写がぴったりの看板メニューで、とろけるような甘みが味わえる「カニしゃぶ」を筆頭に、濃厚な味噌がもち味の活毛ガニを豪快にゆであげる姿盛りなど、多彩な調理法を駆使して、それぞれのカニのおいしさを最大限に引き出している。
「ご旅行のお客様はもちろん、家族の記念日の会食など、地元の皆様にもご愛顧いただいています。これからも、北海道ならではの品質を追求していきたいですね」と、代表の高橋 昭氏。北海道ならではの旅のディナーにふさわしい、安定感のある名店だ。
札幌の中心部に位置し、北海道のアーケード商店街の先駆けとして知られる、札幌狸小路商店街。「かにと道産料理 雪華亭」はそのすぐそばに立つビルの地下1階に店を構える。大通公園やすすきのにも近く、徒歩で移動できる距離なので、旅程に組み込むのに便利だ。

かにと道産料理 雪華亭

TEL 011-251-1366
北海道札幌市中央区南3条西4-17-3 J-BOXビル地下1階
道央自動車道札幌南ICから約35分
札幌市営地下鉄南北線すすきの駅2番出口から徒歩約2分
5:00PM~9:00PM(L.O.)(コース ~8:30PM(L.O.))
無休
ネタとシャリにこだわる
すすきのの気さくな名店
鮨割烹

札幌市中央区、すすきのエリアの南6条に店を構える「鮨割烹 鶴鮨」は、1956(昭和31)年創業の老舗。繁華街で歴史を刻んできた風格ある路面店だけに、やや気後れしてしまいそうだが、板場に立つ2代目店主の工藤秀人氏は、気さくで楽しい人柄なので、ご安心を。
握りやお造りだけでなく、天ぷらや焼き物、鍋物ならアンコウ鍋やフグ鍋まで、季節感あふれる多彩な和食を提供しているのが「鮨割烹」たるゆえん。カウンターの前にある木製のネタケースには、旬の食材がずらりと並ぶ。
また、特筆しておきたいのが、木炭を用いる「蒸しかまど」で、水ではなくお湯から炊きあげているというシャリへのこだわりだ。
「昔ながらの陶器製の炊飯器ですが、木炭の余熱で蒸しあげていくので、やはりお米の粒立ちが違いますね」と工藤氏。ふっくらと空気を含むシャリと旬のネタを合わせた握りは、思わずうなる絶品だ。予算や希望は、予約の際に気兼ねなく相談を。すすきのの新たな行きつけの店候補として、おすすめしたい。
北海道を代表する歓楽街「すすきの」は正式な地名ではなく、あくまでも通称。最近の注目は、昨年11月に開業した複合商業施設、COCONO SUSUKINO。札幌市営地下鉄南北線すすきの駅に直結し、旅の拠点としてもうってつけだ。

鮨割烹 鶴鮨

TEL 011-511-6531
北海道札幌市中央区南6条西3-6-38
道央自動車道札幌南ICから約35分
札幌市営地下鉄南北線すすきの駅3番出口から徒歩約4分
5:00PM~10:00PM(L.O.)
日曜休
閑静な住宅街で舌つづみ
美食への飽くなき探究心
割烹料理

「割烹 三徳六味」は、閑静な住宅街として知られる札幌市中央区の円山地区に店舗を構える本格割烹料理店。2003年に独立し、現在の場所に移って17年目という店主の大畠龍介氏は、探究心あふれる生粋の料理人だ。カウンター席では大畠氏の丁寧な手さばきを眺めながら、四季折々の美味を満喫できる。
道産食材がメインとなる「北海道コース」に加えて、全国各地の厳選食材も取り入れた「極コース」と「匠コース」を用意。和歌山県出身で、関西での修業経験もある大畠氏ならではのメニュー構成が好評だ。
「独立して20年以上経ちますが、いまでも技術向上のために、全国の和食の名店を訪ねて勉強を続けています。春ならタケノコ、夏にはハモや鮎、秋に入るとマツタケ、冬はカニやフグからスッポンまで、各地から仕入れた旬の味覚を楽しんでいただければ」と大畠氏。札幌駅から車で約15分の「割烹 三徳六味」まで足を延ばして、丹精込めた本格和食に舌つづみを打ってみるのも一興だろう。
札幌市中央区の円山地区は、自然豊かな円山公園や北海道神宮、札幌市円山動物園など、札幌市民にも愛される散策スポットが充実。また、イタリアン、フレンチから和食まで、さまざまなジャンルのオーナーシェフが店を構えるグルメの街でもある。

割烹 三徳六味

TEL 090-1380-2131(2日前までの完全予約制)
北海道札幌市中央区南4条西23-1-36 アーバン裏参道1階
札樽自動車道新川ICから約25分
札幌市営地下鉄東西線円山公園駅4番出口から徒歩約7分
6:00PM~10:00PM(~8:00PM(最終入店))
日・祝、年末年始休
取材・文/能登亨樹 写真/亀畑清隆
※価格は消費税込。 L.O.=ラストオーダー
●取材時期:2024年6月上旬 ※価格など掲載内容は施設や店舗の諸事情により変更となる場合があります。
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