バンコク 極上のラグジュアリーステイの代表イメージ

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バンコク 極上のラグジュアリーステイ

自生するソンポンが枝を広げて木陰を作る「アマン ナイラート バンコク」のプールエリア。

バンコクのホテルステイは、ひとたび足を踏み入れると都市の喧騒を忘れさせる穏やかな時間が流れ、リゾートのくつろぎを味わえるのが魅力。150年の歴史をもつ伝統の「マンダリン オリエンタル バンコク」と、2025年オープンの洗練されたリゾート「アマン ナイラート バンコク」。微笑みの国にふさわしいホスピタリティーで旅人を迎えてくれるふたつのホテルで極上のひとときを。

2026.07.24

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150周年を迎えた名門ホテルのエレガンス

 バンコク中心部を流れるチャオプラヤー川に面し、150年前から旅人を迎えてきたホテルがある。1876年に「ザ・オリエンタルホテル」として開業した「マンダリン オリエンタル バンコク」だ。
 到着した途端、街の喧騒と活気は背後に消え、優雅な時間が始まる。つねに花があふれ、エレガントな雰囲気が満ちるロビーは、いま、アニバーサリーイヤーならではのゴールドを基調とした華やかな空間となっている。サマセット・モームから始まり、古今東西の文豪が滞在し、バンコクの魅力をその著書に記してきた。この旅ではどんな魅力を感じ、心に記すことになるのだろうか。旅の始まりの期待感が高まってくる。

エレガントなロビー。タイの伝統的なベルをかたどったライトは「マンダリン オリエンタル バンコク」のアイコンのひとつ。

 案内されたリバーウイングのゲストルームは壁一面のピクチャーウインドーから、船が川を行き交うダイナミックな景観を眺められる。一方、低層のガーデンウイングにあるチャオプラヤルームは、緑にあふれる中庭とプールを望み、朝は小鳥のさえずりで目覚める、都会とは思えないくつろぎのスイート。大規模なリニューアルを行い、設備は最新となったが従来のエレガントでクラシックなしつらえはあえて踏襲。居心地のよさは申し分ない。

  • 宿泊した作家の名前を冠するスイートルームのひとつ、「ゴア・ヴィダル スイート」のベッドルーム。

  • 熱帯の樹々と花に囲まれた中庭のプールは、リゾート感にあふれている。木陰のデイベッドでゆっくり過ごしたい。

  • チャオプラヤー川の対岸にスパとタイレストランがあり、専用のボートで行き来する。

 20世紀初頭のスタイルの家具や調度品に囲まれた「オーサーズ ラウンジ」で楽しむアフタヌーンティーも、伝統とモダンを同時に味わえる特別な時間。スタッフのやわらかな微笑みや優雅なしぐさにもほっとする。
 ゲストのくつろぎを最優先するホスピタリティーこそ、150年間、連綿と受け継がれてきた、このホテルの最大の魅力だ。

  • 「オーサーズ ラウンジ」でのアフタヌーンティー。洋風とタイ風の2種があり、タイ風ではアンティークのベンジャロン焼の器が使われている。

  • 繊細で美しいセイボリーやスイーツの数々。オリジナルの紅茶とともに。

Mandarin Oriental, Bangkok マンダリン オリエンタル バンコク

TEL 02-659-9000
48 Oriental Avenue, Bangkok

https://www.mandarinoriental.com/ja/bangkok/

The Authors’ Lounge オーサーズ ラウンジ

マンダリン オリエンタル バンコク内
11:00AM~7:00PM
無休
※アフタヌーンティーは要予約

バンコクに誕生したアマンのコンテンポラリー

 世界中でハイエンドなリゾートを展開してきたアマン。その最新が、昨年バンコクにオープンした「アマン ナイラート バンコク」だ。タイの財閥ナイラート家のヘリテージであるナイラートパークのなかに立ち、ダウンタウンの中心地にありながら、緑の樹々が生い茂り、静寂が息づく都会のサンクチュアリとなっている。

ナイラート家のヘリテージハウス(手前)があるパーク内にそびえる。

 その地の文化や自然と深く結びつき、ゲストは滞在を通してその土地らしさ、テロワールを体感できるのがアマンだが、このアマン ナイラート バンコクもまさにそうだ。例えば、レセプションエリアで目を引く、黄金の葉が輝く巨大な樹の枝のシグネチャーアートは、ナイラートパークの樹齢100年を超えるソンポンという樹へのオマージュが込められている。ゲストルームのエリアにも水盤のアートがあり、これはタイの祭り「ロイクラトン」に着想を得たのだという。ホテルのなかに“アートが飾られている”のではなく、“アートのなかに滞在する”。色調はグレイやベージュというアースカラーが用いられ、和の雰囲気をも感じさせられる。

  • アートがもたらす静謐(せいひつ)さが印象的なレセプション。美術館のギャラリーのようだ。

  • 3フロア分の吹き抜けにそびえる巨大な樹のオブジェ。葉のゴールドがタイの寺院を思わせる。

  • ゲストルームエリアのアート。禅や竹林をイメージしているフロアもある。

 ゲストルームや9階に位置するプールからの眺めは摩天楼のスカイラインで、朝日を浴びて輝く姿は未来的。一方でプールにはパークに自生するソンポンの樹が緑の葉を広げて木陰をつくっており、アマン流の自然とモダンの融合を体現している。

  • オアシスと言うにふさわしいプールエリア。ソンポンの樹を生かすことを前提に設計されている。

  • 94平方メートルの広々としたゲストルーム。窓の外にはバンコクの都心の風景が。

 ホテル内の「アマン スパ」はバンコク最大級のスパ。スタッフのやわらかな笑顔で迎えられて個室に憩えば、上質な安息のひとときが待っている。トリートメントのメニューは体調や気分に合わせたオーダーメードも可能だ。いわばサンクチュアリのなかにあり、究極のやすらぎを提供する場所なのだ。

  • スパのレセプション。

  • やわらかな自然光を取り入れたトリートメントルーム。

  • 高層ビル群を眺められるエリアでゆっくりと体を温めてからタイマッサージを。

Aman Nai Lert Bangkok アマン ナイラート バンコク

TEL 0120-951-125(アマン共通日本語フリーダイヤル)
1 Soi Somkid, Lumpini, Pathumwan, Bangkok

https://www.aman.com/hotels/aman-nai-lert-bangkok/

Aman Spa アマン スパ

アマン ナイラートバンコク内
10:00AM~10:00PM
無休

https://www.aman.com/hotels/aman-nai-lert-bangkok/wellness/banya-spa-house/

取材・文/山口あゆみ 写真/入江啓祐 コーディネート/相田みのり
●取材時期:2026年1月中旬
※掲載内容は時期や天候、施設の諸事情により変更となる場合があります。

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